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近年、SEOやMEO対策に効果があるとして「サイテーション」が注目されています。

SEO対策はホームページを検索結果で上位表示するための検索エンジン対策。MEO対策はGoogleマップ検索（ローカル検索）で、Googleマイビジネスを上位表示をさせるための対策のことです。

今回はこの「サイテーション」についてご説明したいと思います。

サイテーション（Citation）とはもともと「引用・言及」を意味する単語で、SEOやMEO対策では、第三者にサイト名などを載せてもらうことを言います。HPなどへのリンクを貼ってもらう必要がなく、「サイト名（会社・店舗名）」、「住所や電話番号」、「サイトのURL」が他のサイトやブログ、SNS上などで引用・言及される（紹介や話題にされる）だけで一定の効果が得られます。

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リンクがなくても好意的な言及や引用が多ければ、人気があって信頼性が高いと考えられます。そのためGoogleは「ネット上でどう思われているか？、SNS上でどう言われているか？」といった点も重視しているので、今後は『サイテーション獲得』も意識していく必要があると言えます。

自分のお店や会社が他のサイトやSNSなどで紹介されるとサイテーション獲得になり、数が増えていくと知名度や信頼性の上昇につながります。ローカル検索の順位は「知名度」「関連性」「距離」が重視されるので、知名度を上げることはGoogleマップで上位表示の可能性につながります。また多くの人に言及されるのは多くの人に必要とされている情報とも言えるので、サイトの信頼性が増すことにもなり、MEO対策だけでなく、SEO対策への効果も期待できます。

せっかくサイテーション（引用・言及）してもらっても、会社・店舗名やURLが間違っていたり表記がバラバラだったりすると、Googleに違うものとして認識されてしまい、評価につながらなくなる可能性があります。そのためサイテーション効果を得るためには「NAP情報の統一」がとても重要になります。

NAP情報とは、Name（名前）、Address（住所）、Phone（電話番号）の頭文字を取ったもので、この情報の一致が必要です。

【会社・店舗名】省略などで正しい情報に統一されていない場合

【住所】住所や建物名の表記が統一されていない場合

【電話番号】かっこやハイフンありなしが統一されていない場合

サイト内はもちろん、ブログやSNSなどに載せたネット上のNAP情報を統一して、Googleに正しく認識してもらうようにしましょう。Googleマイビジネスの上位表示を目指す上で大切なところです。数字や記号は半角・全角も統一するくらいの徹底をするとよいですね。

SNSやFacebookを活用しましょう。アカウントを作ってNAP情報を登録することも有効です。またTwitterやブログなどにサイト名（会社・店舗名）を入れて情報配信を続けると認知が高まり、引用される機会も増えていきます。間違った情報が拡散・引用されないよう常に正確な情報を伝えてください。

ただし、サイテーションも被リンクと同様、自然獲得したものに価値があります。自作自演であちこちにサイト名やURLを載せまくるのは絶対にやめましょう。ペナルティになってしまったら元も子もありませんので、この点は注意してください。

SEO・MEO対策のひとつとしてサイテーションの獲得を意識していきましょう。実店舗があるビジネスの場合、多くの人に引用・言及されることはGoogleからの評価になるだけでなく、実際の反響にもつながっていくはずです。まずはネット上に散らばるNAP情報の統一から確認していきましょう。