Googleマップ検索の世界が変わる~「Ask Maps」リリース

Googleマップの検索の仕組みが、大きく変わろうとしています。
生成AIの精度が高くなり、これまでのように「地域名+キーワード」でお店を探すのではなく、「AIにおすすめされたので来ました」と来店するケースが、すでに出始めています。
こうした流れを決定づけるGoogleマップの新機能「Ask Maps」が、アメリカやインドで公開されました。
■ 参照元:How we’re reimagining Maps with Gemini
※現在、該当機能の公式発表は英語版ブログにて公開されています
Ask Mapsとは?
Ask Mapsは、Googleマップ上でAIに対して会話形式で質問すると、条件に合った店舗を提案してくれる機能です。
例えば
・「初めてでも安心して相談できる不動産屋さん紹介して」
現在はアメリカ・インドで提供が始まっており、日本での正式リリースは未定ですが、今後広がっていく可能性は十分に考えられます。
本質は「機能」ではなく「検索の変化」
重要なのは、Ask Mapsという機能そのものではありません。
もっと大きな変化は、「お客様が自分で探す」から「AIが選んだお店の中から選ぶ」へ変わることです。
これまでの検索では、多くの店舗が一覧で表示されその中から比較検討されていました。しかしAI検索では、最初から“数件の候補”だけが提示される可能性があります。
つまり、AIに選ばれなければ、お客様の選択肢に入らなくなるという状況が起こり得ます。
業種ごとに変わる「選ばれ方」
この変化は、さまざまな業種に影響します。
例えば
- ・不動産会社なら
- 「親身に対応してくれる」「初めてでも安心できる」といった口コミ
- ・飲食店なら
- 「雰囲気が良い」「接客が丁寧」「コスパが良い」といった評価
- ・美容室なら
- 「カウンセリングが丁寧」「仕上がりがイメージ通り」といった体験談
このように、“どんなお店なのか”が具体的に伝わる情報が、選ばれる基準になります。単に「近い」「安い」だけではなく、AIが「この条件ならこのお店」と判断できる材料があるかどうかが重要になります。
これから重要になる3つのポイント
では、この変化に対してビジネスオーナーは、今後何をしていけばいいのでしょうか。
実は、新しいことを一から始める必要はないんです。むしろ、これまで言われてきた基本がより重要になってくるのです。
1)AIに選ばれるための「露出」
AIは限られた店舗しか提案しません。
つまり、表示される機会そのものが減る可能性があり、これまで以上に「見つけてもらう難易度」が上がると考えておく必要があります。
2)情報の一貫性と「強みの明確化」
AIはGoogleビジネスプロフィールだけでなく、
・公式サイト
・ポータルサイト
・口コミ
・SNS
など、Web上のさまざまな情報を総合して判断します。そのため重要になるのが「このお店はどんな強みがあるのか」が一貫して伝わっているかです。
情報がバラバラだったり、特徴が曖昧な場合、AIに正しく認識されない可能性があります。
3)公式サイトの重要性
AIが情報を判断する上で、公式サイトは「信頼できる情報源」としての役割を持ちます。Googleビジネスプロフィールだけでなく、自社サイトも含めた“情報の土台づくり”が重要になります。
まとめ
Ask Mapsの登場によって、「お客様に選ばれるお店」から「AIにおすすめされるお店」へ評価の軸が変わっていく可能性があります。
ただし、特別な対策が必要になるわけではありません。
・口コミをしっかり集める
・丁寧に返信する
・自社の強みを明確に発信する
・情報を統一する
こうした基本的な取り組みこそが、AI時代において“選ばれる条件”になります。
今のうちから整えているかどうかで、今後の集客に大きな差が出てきます。
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